【参加登録受付中:無料セミナー】付加製造が変えるこれからのものづくり最前線~循環型ものづくりを実現する3Dプリンタ戦略~

イベント

「GX-AM プロセス開発に関する戦略策定」 成果発表会2026年10月7日(水)14:30開始、オンライン開催

 一般財団法人機械システム振興協会は、2026年10月7日(水)14:30より、「GX-AM プロセス開発に関する戦略策定」 成果発表会 「付加製造が変えるこれからのものづくり最前線
~循環型ものづくりを実現する3Dプリンタ戦略~」をオンラインで開催します。参加費は無料です。是非、この機会に奮ってご参加ください。

 本発表会では、樹脂を中心とした付加製造(Aditive Manufacturing:AM)について、環境対応フィラー(樹脂に混ぜる機能性粉末材料)の活用による材料使用量削減、造形後粉末の劣化抑制と再利用率向上といった3Rに関わる技術課題を精査し、GX-AMの実現に向けた研究開発の方向性、自動車産業を主な適用先とした試作から補修部品、将来的な樹脂部品展開に至る導入シナリオと市場戦略について、プロジェクトを推進するキーマンが分かりやすく解説します。

 欧州ELV規制の動きのみならずサーキュラーエコノミー構築への関心の高まりを踏まえれば、樹脂部品の再利用・再資源化への対応は、自動車を始めとする産業全体にとって今後ますます重要な課題になると考えられます。付加製造に関心のある方、これからの産業の潮流を知りたい方にも、ご参加いただけるセミナーです。

1.開催概要

【イベント名】
「GX-AM プロセス開発に関する戦略策定」 成果発表会
「付加製造が変えるこれからのものづくり最前線~循環型ものづくりを実現する3Dプリンタ戦略~」

【開催日時】2026年10月7日(水) 14:30(開始)-16:30(終了)
【開催形式】オンライン開催(一般参加者へのライブ配信)

【主催】  一般財団法人 機械システム振興協会
【定員】  オンライン 200名
【参加費】 無料

2.参加登録

参加をご希望の方は、こちらの登録サイトからお申し込みください。

【注】Zoomの登録サイトに遷移します。Zoomによる参加者の登録管理、配信等の事務局運営業務は、有限会社 ビジョンブリッジに委託して実施いたしますので、あらかじめご了承ください。

申込締切:2026年10月6日(火)17:00

3.開催趣旨

 機械システム振興協会は、2026年6月に、地方独立行政法人 東京都立産業技術研究センターへの委託事業として「GX-AM プロセス開発に関する戦略」をとりまとめました。2025年4月から、新野 俊樹氏(東京大学生産技術研究所 付加製造科学研究室 教授)を委員長として、有識者を交えて議論を重ねてきました。

 本発表会では、AM(付加製造)を取り巻く技術的課題や社会実装に向けた取り組みをはじめ、自動車分野における活用事例、品質保証や標準化の動向、さらには今後の研究開発や普及に向けた方向性について紹介します。研究開発から実用化までの幅広い視点を通じて、我が国におけるAMの持続的な発展と産業競争力強化に向けた課題と展望を分かりやすく解説します。

【講演のポイント】 
① 付加製造に対する社会ニーズと今後の展望
② 樹脂部品の再利用・再資源化と環境配慮型ものづくりへの挑戦
③ 自動車産業における付加製造活用の現状と将来
④ 付加製造の未来と我が国の戦略的付加製造活用社会の実現

4.プログラム

【開会】14:30-14:35

山田 宗範(やまだ むねのり)
一般財団法人 機械システム振興協会 専務理事

【プログラム1】14:35-14:55
付加製造(AM)の現状と社会実装への展望
(20分)

<講演> 新野 俊樹(にいの としき)氏
東京大学生産技術研究所 付加製造科学研究室 教授
「GX-AM プロセス開発に関する戦略策定委員会」 委員長

<講演概要>
付加製造(AM)は、ものづくりの高度化や持続可能な社会の実現に貢献する技術として期待されています。本講演では、樹脂PBF(粉末床溶融結合)方式を中心としたAM技術の研究開発動向を俯瞰するとともに、社会実装に向けて求められる技術的課題や普及に向けた課題について解説します。さらに、環境性や経済性の観点からAMの価値を考察し、今後の研究開発と産業応用の方向性について展望します。

<講師紹介>新野 俊樹氏

東京大学大学院工学系研究科博士課程修了・博士(工学)、理化学研究所での勤務を経て、2000年東京大学生産技術研究所助教授、2012年同教授、2021年より現職。2014年から2018年までSIP(戦略的イノベーション創造プログラム)/革新的設計生産技術Additive Manufacturingを核とした新しいものづくりの創出の研究開発プロジェクトリーダーを務める。専門は付加製造科学(Additive Manufacturing)。

【プログラム2】14:55-15:15
樹脂部品の再利用・再資源化と環境配慮型ものづくりへの挑戦(20分)

<講演> 山内 友貴(やまうち ゆうき)氏
地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター化学応用技術部材料技術グループ 主任研究員、「GX-AM プロセス開発に関する戦略策定」プロジェクトリーダー

<講演概要>
本講演では、「GX-AMプロセス開発に関する戦略」の検討成果について紹介します。樹脂PBF方式を対象として、樹脂使用量削減、粉末再利用率向上、造形物リサイクルの3Rの観点から実施した技術的検討を通じ、GX-AMの実現に向けた課題と可能性を整理した結果を説明します。また、材料設計や粉末特性制御、造形条件、品質評価などの技術的課題を俯瞰するとともに、社会実装や産業利用を見据えた研究開発の方向性と今後の技術戦略について紹介します。

<講師紹介> 山内 友貴 氏

2010年4月、地方独立行政法人東京都立産業技術研究センターに入所。2023年3月に博士後期課程を修了し博士(工学)を取得。現在は、同センターの化学応用技術部材料技術グループ主任研究員として、研究開発、技術支援、共同研究および外部資金研究の企画・推進に従事している。

樹脂に関する付加製造、とくに粉末床溶融結合方式のプロセス化開発が専門。主な研究テーマとして、樹脂PBFにおけるレーザーエネルギー吸収・透過深度の制御、低温レーザー焼結プロセス、造形高速化、粉末材料の再利用率向上、後処理方法の開発、材料評価方法の開発などがある。
樹脂の粉末床溶融結合等に関する内容について国内外の査読論文を多数投稿、複数の関連特許も有する。近年の主な論文として、Powder bed penetration depth control in laser sintering and effect on depth of fusion(Additive Manufacturing、エルゼビア、2021発行)がある。また、科研費やGo-Tech事業など、多数の外部資金研究に参画・主導し、成果に繋げている。

【プログラム3】15:15-15:35
自動車産業における付加製造活用の現状と将来(20分)

<講演> 新垣 龍太郎(あらかき りゅうたろう)氏
原田車両設計株式会社 常務執行役員

<講演概要>
自動車業界では、付加製造(AM)の活用が徐々に広がっており、特に旧車の補給部品(ヘリテージ)や少量生産部品などの分野で実用化が進められています。本講演では、自動車業界におけるAMの活用状況や適用事例を紹介するとともに、部品供給やものづくりの高度化に向けたAM活用の可能性について解説します。また、設計技術や人材育成などの課題にも触れながら、自動車分野におけるAMの普及に向けた方向性を紹介します。

<講師紹介>新垣 龍太郎 氏

自動車部品メーカーおよび設計会社にて、自動車シートや内装部品などの設計開発業務に従事。トヨタ系メーカーでの設計開発経験を経て、2000年に原田車両設計株式会社へ入社。

自動車業界における設計開発業務を出発点とし、自動車部品、航空宇宙関連機器、産業機器など幅広い分野のものづくりに携わる。設計者としての経験に加え、製造部門の立ち上げや事業運営にも従事し、設計から製造までを一貫して行う事業体制の構築を推進してきた。
2000年代初頭より自動車試作部品への3Dプリンタ導入に取り組み、現在は3Dデータの利活用およびアディティブマニュファクチャリング(AM)技術の普及活動に注力している。3DiH(3D Innovation Hub)の活動を通じて、八十島プロシード株式会社、株式会社JMCとともに技術交流・普及促進活動を推進し、企業向けセミナーや技術交流会の開催、試作・量産部品への適用拡大を行っている。
また、自動車や構成部品を長く使い続けるための補修部品製作や、資源の有効利用につながるデジタル製造技術の導入など、ものづくり現場における実践的な取り組みを進めている。

【プログラム4】15:35-15:55
AM(付加製造)の未来と我が国の戦略的付加製造活用社会の実現(20分)

<講演> 間野 隆久(まの たかひさ)氏
一般社団法人日本3Dプリンティング産業技術協会(J3DPA)研究員、株式会社アスペクト

<講演概要>
AM(付加製造)技術は、日本発祥技術として1980年における3Dプリンタの基本原理のである光造形(液相重合法)の発明から、45年の歴史しかなく、その技術、とりわけ3Dプリンタ製造プロセスは、いまなお発展途上です。
世界的なサプライチェーンの寸断のリスクの高まり、多品種少量生産や消費者のニーズを踏まえたカスタマイズ生産へのニーズ、環境負荷低減への社会要請など、付加製造のグローバルマーケットではパラダイムシフトが起こることが想定されます。こうした中で、AM付加製造の未来と我が国の戦略的AM付加製造活用社会の実現方策について、J3DPAの活動状況とともに、分かりやすく紹介します。

<講師紹介>間野 隆久氏

昭和63年(1988年)9月 経済産業省外郭団体
財団法人国際ロボット・エフ・エー技術センター入団(現:一般財団法人製造科学技術センター)
令和1年(2019年)4月 一般財団法人製造科学技術センター退団
令和1年(2019年)5月 株式会社アスペクト 入社
~現在に至る

株式会社アスペクトでは、ハイエンドAdditive-Manufacturing(3Dプリンター)装置及びシステム販売、営業部、技術統括部、経営戦略部を兼務。セミナー、シンポジウム、展示会等の企画、立案担当。会社メルマガの企画、編集、配信を担当。
現在、購買部部長、営業部副部長、経営戦略部副部長として、装置製作、開発(ハード、ソフト)に着手。

一般社団法人日本3Dプリンティング産業技術協会(J3DPA)の研究員も兼務。

【プログラム5】15:55-16:25
登壇者によるパネルディスカッション(30分)

モデレータ: 新野 俊樹氏(戦略策定委員会 委員長)
パネリスト: 山内 友貴氏、新垣 龍太郎氏、間野 隆久氏

<ディスカッションポイント> 
① GX-AMの強みは何か?
(小回りの利くオンデマンド生産、材料の再利用・リサイクルなど)
② AMはどのような分野・用途へ拡がっていくのか?
(自動車分野をはじめとした実用化事例から見る今後期待される適用領域)
③ AMの研究開発、社会実装を、どのように加速していくのか?
(研究開発の方向性、品質保証・人材育成・標準化などAMの更なる普及を進める取組)
④ アカデミズムと産業界は、どのように連携してAMの価値を高めていくのか?
(実際に使われる技術へと発展させるために必要な研究開発、ニーズ共有、目標設定のあり方)
⑤ 日本のものづくりにおけるAMは、どのような未来を切り拓くのか?
(大量消費社会モデルからの転換、「JAPANクオリティ」を活かした新たな価値創造、国際競争力の強化、海外市場も見据えたAMの将来像)

【閉会】 16:25-16:30

5.関連リンク

令和7年度イノベーション戦略策定事業 成果概要「GX-AMプロセス開発に関する戦略策定」【サマリ】

6.お問い合わせ先

(一財)機械システム振興協会 事務局
当協会サイトのコンタクトフォームからお願いいたします。